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祖母の代から暮らした築約80年の建物を解体し、その古材を梁や仕上げ材として再利用することで、新しい世代に思い出の詰まった住宅が受け継がれました。
祖母、夫婦、息子夫婦、お孫さん3人の4世代が、一軒家に初めて暮らすということで、玄関から続いた土間と和室を緩衝体として、それぞれの生活スタイルを重視し、プライバシーを保ちながら、お孫さんが走り回ったり、親戚も集まれる、開放感のある住宅になっています。
家族数が多く、洗濯物も多いため、ウッドデッキに干すのはもちろん、室内にも物干し場を設け、天気の悪い日でも安心して外出ができるように配慮したプランです。
また、奥行きのある敷地状況で建物は東西に長くなるため、屋根断熱とすることで生まれた北側に長く続いた押入れスペースと、道路との高低差で生まれた床下スペースが収納場所として大活躍しています。
家中どこにいても暖かく、温度差のないバリアフリー生活の実現はもちろんのこと、抜群の断熱・気密と熱交換率77％の第1種熱交換換気を設置することで、熱損失係数Q値は1.38を実現し、毎月かかるランニングコストを抑えています。